「スタバを支持する!もっと早くそうすべきだった!」

「『サードプレイス』とは誰もが無条件に無料で利用できる場所という意味ではない。企業の善意を当然の権利だと思うべきではない」

「お金を払った客が座れないのはおかしい。ごく当たり前の商売のルールだ」

 中には、ヨーロッパでは飲食店によって席の利用やトイレの使用に料金がかかるところもあるとして、「中国でも商業施設の利用ルールを明確にすべきだ」と主張する人もいた。

 一方、この議論からは中国社会が抱える別の課題も浮かび上がる。「捜狐新聞(Sohu News)」は、都市部で無料で長時間過ごせる公共スペースが不足していると指摘している。

 中国の都市部には大型図書館や公園、公共広場などが整備されている一方、住宅街や商業地の近くで、誰もが気軽に長時間休める場所は十分ではないという指摘もある。そして、新しく開発された商業エリアでも人々の長時間滞在を防ぐため、あえてベンチの設置数を減らしているケースが多くある。

 今回のスタバの新ルールをめぐる議論で、筆者が印象深く感じたのは、企業の経営上の権利を尊重し、その善意に感謝すべきだという声が数多く見られたことだ。

 この一件が、顧客にとっての心地よい「第三の居場所」を守りながら、店の営業にも配慮するためのルールを考えるきっかけになればと思う。