「謙虚さこそが、最強の戦略だ」と主張するのは、モルガンスタンレー、Googleなどで働き4大陸50カ国以上のリーダーを見続けてきたピョートル氏。
謙虚で腰が低い人は、不思議と話しかけやすい空気を持っています。では、彼らがどのようなことを無意識にやっているのか。その秘密に迫ります。新刊『「謙虚さ」という戦略』から一部抜粋・編集してご紹介します。
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腰の低い人がやっている小さな習慣とは?
あなたは仕事をしているとき、どんな表情でいることが多いでしょうか。
大事なのは、笑顔でコミュニケーションを取ることを意識することです。
「笑顔」というと一見単純ですが、実は極めて効果的かつ重要なコミュニケーション戦略です。
笑顔は、ただの愛想やマナーではありません。相手への関心や歓迎の気持ちを伝え、話しかけやすい空気をつくる助けにもなります。
ですから、「表情」にも戦略性があるということです。
「本物の笑顔」の作り方
笑顔は愛想でも、場の空気を和ませるためのものではなく、日々意識しているべき習慣になっていなければいけません。笑顔でいることの重要性を理解し、習慣にしていけば、意識せずともニコニコした自分を作ることができます。
注意すべきは、「笑顔なら何でもいい」というわけではないことです。
目の周りの眼輪筋も動く笑顔は、『デュシェンヌ・スマイル』
大切なのは、相手に興味や感謝を持ち、その気持ちが表情や態度にも自然に表れることです。
機嫌のいい状態を目指す
本物の笑顔は、口角の上げ方だけではつくれません。先に整えるべきなのは表情ではなく、その手前にある自分の状態です。シンプルに言えば、「機嫌のいい状態」です。
「機嫌のいい人」は、いつも明るく笑っている人のことではありません。人間ですから、疲れる日もあれば、腹が立つ日もありますし、どうにも余裕のない日もあります。違いはひとつだけです。
機嫌のいい人は、自分の不機嫌の後始末を、周囲にさせません。
機嫌の読めない人がひとりいると、その周りでは別の仕事が始まります。今日はこの報告を出して大丈夫か。この質問は地雷ではないか。誰かが先に話して、様子を見てくれないだろうか――。
本来の業務とは何の関係もない、「機嫌を読む仕事」です。
そして立場が上であるほど、このコストは大きくなっていきます。本人は黙っているだけのつもりでも、ため息、返事の短さ、視線、ドアの閉め方までが、周囲には一種の指示として届いてしまうからです。こうして不機嫌が、その組織の非公式なルールになっていくのです。
部下が上司の機嫌を察して先回りするのは、解決ではありません。それ自体が、組織を疲弊させる無駄なコストであり、「演じる自分」を作り出してしまうことになるからです。
機嫌のいい人は、不機嫌を周囲に処理させない
大事なのは、不機嫌を解決しなければいけないのは、「不機嫌になっている側」だということです。
相手のミスに苛立つことはあります。それでも、
では、どうするか。特別なことはいりません。次の3つの習慣を意識するだけで十分です。



