人は太古の昔から群れて結束してきた。集団でこそ実現可能なことがある一方で、集まることで嫉妬や憎しみを生み、争いに発展することも。現代の日本に目を向けると、多くの「閥」が存在する。戦後の財閥解体から80年以上経ち、かつての三菱・三井・住友系の企業間では、政策保有株の縮減やM&A、アクティビストの攻勢を受け、資本関係やグループ内の力関係が大きく変化している。一方、経営者・OB・社外取締役を介した人的ネットワークは今も残る。さらには企業の外側には、慶應大学の三田会や早稲田大学の稲門会といった学閥、旧華族・名家など、強力なネットワークが形を変えながら広がっている。さらに、昨今、つながりが強くなっているのが、企業のOBを束ねる組織「アルムナイ」だ。かつては、企業を退職すれば厄介者扱いされていたが、人材難の昨今、当の企業自身がOBを束ねる「公式アルムナイ」も続々生まれているほど。特集では、三大財閥の21世紀における栄枯盛衰と、会社・業界を越えて人を結ぶ「最強人脈」を、独自データ、ランキング、相関図、中枢人物への取材から解剖する。