人工知能(AI)関連企業の一部にとって、減速を強いられる状況は今まさに必要なことかもしれない。米中間選挙で民主党が上下両院の支配権を得たばかりか、テキサス州、オハイオ州、ジョージア州などの知事選でも勝利を収めたことで、投資家の間ではデータセンター建設にさらなる障害が立ちはだかることになりかねないとの懸念が広がっている。その結果、AI企業は猛烈な成長ペースを維持できなくなる可能性がある。アンソロピックは新規株式公開(IPO)の目論見書の中で、主なリスク要因の一つとして、さらなる計算能力を確保できなくなることを挙げた。だが、このところ市場が主に懸念していたのは、AIの潜在的な成長力ではない。成長に見合う計算能力を手に入れるコストがあまりに高騰し、競争を勝ち抜いた企業ですら収益性が想定よりも大幅に低くなってしまいかねないことだ。AI分野における信用コストの上昇は、ここ数週間にAI関連株の下落を招いた大きな要因だ。
データセンターへの反発、テック大手には追い風にも
アマゾンやマイクロソフトなどのテクノロジー大手は市場による選別で恩恵を受けそうだ
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